「20代は転職に有利」と言われますが、実際には不採用になる人も少なくありません。
私は、IT企業の採用担当として年間100人以上の20代と面接してきました。
その中で気づいたことがあります。
転職に失敗する20代には、明確な共通点があるということです。
この記事では、採用担当の本音として、20代が不採用になる3つの理由と、成功するための具体的な対策を包み隠さず語ります。
目次
- 20代の転職は本当に有利なのか?
- 【失敗パターン①】転職理由が曖昧・ネガティブ
- 【失敗パターン②】短期離職を繰り返している
- 【失敗パターン③】企業研究が全くできていない
- 成功する20代転職者の3つの特徴
- 20代で転職を成功させる3ステップ
- 20代におすすめの転職エージェント
- まとめ
1. 20代の転職は本当に有利なのか?
20代が転職市場で評価される理由
確かに、20代は転職市場で有利です。
理由:
- ポテンシャル採用が多い – 即戦力よりも「伸びしろ」を重視
- 未経験職種への挑戦が可能 – 30代以降はハードルが上がる
- 年収アップの可能性が高い – 20代転職者の約70%が年収アップ
しかし、落ちる人も多い
採用担当の本音:
「20代だからといって、誰でも採用されるわけではない」
私が面接した20代のうち、**実際に採用したのは約15%**です。
つまり、85%は不採用になっています。
では、なぜ落ちるのか?
次のセクションで、具体的な失敗パターンを解説します。
2. 【失敗パターン①】転職理由が曖昧・ネガティブ
採用担当が見ているポイント
面接で最も重要な質問の一つが「転職理由」です。
採用担当は、この質問で以下を見ています:
- 本当に自社で働きたいのか?
- すぐに辞めないか?
- 前向きな姿勢があるか?
NG例:こんな転職理由は即不採用
実際にあったNG回答
Aさん(25歳・社会人経験3年)の場合:
面接官「なぜ転職を考えたのですか?」
Aさん「今の会社が…なんというか、合わなくて」
面接官「具体的には?」
Aさん「うーん、社風が合わないというか…」
→ 不採用
理由:
- 転職理由が曖昧
- 「何がしたいのか」が全く見えない
- 自社でも「合わない」と言って辞めそう
もう一つのNG例
Bさん(27歳・社会人経験5年)の場合:
面接官「なぜ転職を?」
Bさん「上司と合わなくて。理不尽なことばかり言われて、もう限界で」
→ 不採用
理由:
- ネガティブな理由のみ
- 「他責思考」が見える
- 自社でも人間関係でトラブルを起こしそう
OK例:採用したくなる転職理由
Cさん(26歳・社会人経験4年)の場合:
面接官「なぜ転職を?」
Cさん「現職ではWebマーケティングの運用業務を担当していますが、より戦略的な業務に挑戦したいと考えました。御社では、マーケティング戦略の立案から実行まで一貫して関われると伺い、自分のスキルを活かしつつ成長できる環境だと感じ、応募しました」
→ 採用
理由:
- 前向きな理由
- 「何がしたいか」が明確
- 自社で活躍するイメージが湧く
対策:転職理由の正しい伝え方
ステップ1:ネガティブ理由を前向きに変換
| NG(ネガティブ) | OK(前向き) |
|---|---|
| 給料が安い | 自分のスキルを正当に評価してほしい |
| 残業が多い | ワークライフバランスを大切にしたい |
| 人間関係が悪い | チームで協力できる環境で働きたい |
| やりがいがない | より成長できる環境で挑戦したい |
ステップ2:「何がしたいか」を明確に
転職理由は、以下の構成で伝えましょう:
- 現職での経験・スキル
- 現職では実現できないこと
- 御社でやりたいこと
例:
「現職では営業を3年経験し、年間売上3,000万円を達成しました。しかし、より上流工程の提案営業に挑戦したいと考えるようになりました。御社では、顧客の課題をヒアリングし、最適なソリューションを提案できると伺い、自分のスキルを活かしながら成長できると感じました」
3. 【失敗パターン②】短期離職を繰り返している
採用担当が最も警戒するパターン
採用担当が最も警戒するのが、短期離職を繰り返している人です。
なぜ警戒するのか?
- 採用にはコストがかかる(求人広告費、面接官の時間、研修費用)
- またすぐに辞められると、会社に損失が出る
- 「この人も同じパターンで辞めるのでは?」と思われる
実際にあった不採用ケース
Dさん(28歳)の職歴:
- 2019年4月:A社入社 → 2020年3月退職(1年未満)
- 2020年6月:B社入社 → 2021年9月退職(1年3ヶ月)
- 2021年12月:C社入社 → 2023年6月退職(1年6ヶ月)
- 2023年9月:転職活動中
面接での質問:
面接官「3社とも2年未満で退職されていますが、理由を教えてください」
Dさん「1社目は残業が多くて…2社目は人間関係が…3社目は給料が…」
→ 不採用
理由:
- すべての理由が他責
- 「次も同じ理由で辞めそう」
- 自社で採用しても、すぐに辞められるリスクが高い
短期離職をどう説明するか?
NG:言い訳をする
「会社が悪かった」「上司が理不尽だった」
OK:前向きな理由に変換
ポイント:
- 客観的な事実を述べる
- そこから学んだことを伝える
- 「次は長く働く」という覚悟を示す
OK例:
「1社目は、入社前に聞いていた業務内容と実際が大きく異なり、自分のキャリアプランと合わないと判断しました。その経験から、企業研究の重要性を学び、2社目以降は事前にしっかりと企業研究をするようにしました。御社では、◯◯という業務に長期的に取り組みたいと考えており、5年後には◯◯のポジションを目指したいと考えています」
対策:短期離職を繰り返さないために
転職前にやるべきこと:
- 企業の口コミサイトを確認(OpenWork、転職会議)
- 面接で労働環境を必ず質問
- 「なぜこの会社なのか?」を徹底的に考える
- 転職エージェントに企業の実態を聞く
4. 【失敗パターン③】企業研究が全くできていない
「とりあえず受けてみた」は通用しない
採用担当は、企業研究ができているかを必ず確認します。
なぜなら:
- 企業研究ができていない = 本気度が低い
- 入社後のミスマッチが起きる
- すぐに辞める可能性が高い
実際にあった不採用ケース
Eさん(24歳)の面接:
面接官「当社を志望した理由を教えてください」
Eさん「IT業界で働きたいと思い、応募しました」
面接官「当社の事業内容はご存知ですか?」
Eさん「えーと…Webサービスとか…ですか?」
面接官「当社の強みは何だと思いますか?」
Eさん「…すみません、よく分かりません」
→ 不採用
理由:
- 企業研究が全くできていない
- 「とりあえず受けてみた」感が強い
- 本気度が感じられない
企業研究で最低限チェックすべきポイント
①事業内容
- 主力事業は何か?
- どんな商品・サービスを提供しているか?
- 競合他社との違いは?
②企業の強み
- 業界での立ち位置
- 独自の技術・ノウハウ
- 成長性
③社風・働き方
- 社風はどんな雰囲気か?
- 平均残業時間は?
- リモートワークは可能か?
④求める人物像
- どんな人材を求めているか?
- 求人票の「求める人物像」をしっかり読む
対策:企業研究の具体的な方法
ステップ1:公式サイトを隅々まで読む
- 会社概要
- 事業内容
- IR情報(上場企業の場合)
- 採用ページ
ステップ2:口コミサイトで実態を確認
- OpenWork
- 転職会議
- Lighthouse
ステップ3:社員のインタビュー記事を読む
- Wantedly
- 企業ブログ
- SNS(社員の投稿)
ステップ4:ニュースで最新情報をチェック
- Google検索で「企業名 ニュース」
- 最近のプレスリリース
5. 成功する20代転職者の3つの特徴
採用担当として、**「この人を採用したい」**と思う20代には、共通点があります。
特徴①:転職の軸が明確
成功する20代は、「何がしたいか」が明確です。
例:
「私は、Webマーケティングの戦略立案に挑戦したいと考えています。現職では運用業務が中心ですが、御社では戦略立案から実行まで一貫して関われると伺い、自分のキャリアプランに合うと感じました」
特徴②:具体的な実績を語れる
成功する20代は、数字で実績を語れる人です。
例:
「前職では、Webサイトのコンバージョン率を3ヶ月で1.2%から2.1%に改善しました。具体的には、ABテストを実施し、ファーストビューの改善と導線設計を見直しました」
特徴③:長期的なキャリアプランを持っている
成功する20代は、「5年後、どうなりたいか」を明確に語れる人です。
例:
「5年後には、マーケティング部門のリーダーとして、チームをマネジメントしながら、事業成長に貢献したいと考えています」
6. 20代で転職を成功させる3ステップ
ステップ1:自己分析で「転職の軸」を明確にする
転職活動を始める前に、自己分析が必須です。
自己分析でやるべきこと:
- これまでの経験・スキルの棚卸し
- 強み・弱みの整理
- 転職の軸を明確にする(年収?働き方?スキルアップ?)
ツール:
- 転職エージェントのキャリア相談
- 自己分析シート
ステップ2:企業研究を徹底する
応募前に、企業研究を徹底しましょう。
チェックポイント:
- 事業内容
- 企業の強み
- 社風・働き方
- 求める人物像
参考:
- 公式サイト
- 口コミサイト(OpenWork、転職会議)
- 社員インタビュー記事
ステップ3:転職エージェントを活用する
20代の転職では、転職エージェントの活用が必須です。
転職エージェントのメリット:
- 非公開求人にアクセスできる
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接対策
- 年収交渉のサポート
- 企業の内情を教えてもらえる
7. 20代におすすめの転職エージェント
総合型エージェント(全員におすすめ)
リクルートエージェント
- 求人数No.1(業界最大手)
- 幅広い業界・職種に対応
- 実績豊富なアドバイザー
doda
- 転職サイト+エージェント
- サポートが手厚い
- 診断ツールが充実
マイナビエージェント
- 20代の転職に強い
- 第二新卒向け求人が豊富
- 丁寧なサポート
20代特化型エージェント
ハタラクティブ
- 未経験OK求人が豊富
- 書類選考通過率91.4%
- 内定率80.4%
UZUZ(ウズキャリ)
- 既卒・第二新卒に特化
- 平均20時間のサポート
- ブラック企業を排除
8. まとめ
20代の転職は有利ですが、失敗する人には明確な共通点があります。
✅ この記事のポイント
不採用になる3つの理由:
- 転職理由が曖昧・ネガティブ
- 短期離職を繰り返している
- 企業研究が全くできていない
成功するための対策:
- 転職の軸を明確にする
- 企業研究を徹底する
- 転職エージェントを活用する
成功する20代の特徴:
- 転職の軸が明確
- 具体的な実績を語れる
- 長期的なキャリアプランを持っている
→ まずは、転職エージェントに登録して、キャリア相談から始めましょう。
関連記事:
より詳しい転職ガイドは、こちらの記事もご覧ください:

コメント