「何か質問はありますか?」
この一言で、私は2回連続で不合格になりました。
面接自体は和やかに進んでいたのに、最後の逆質問で雰囲気が一変。面接官の表情が曇り、「それでは結果をお待ちください」と素っ気ない終わり方。
「何を聞けばよかったんだろう…」
3社目の面接前、転職エージェントと一緒に逆質問を徹底的に見直しました。そして、逆質問を変えただけで、内定を獲得できたんです。
この記事では、私が実際に失敗した逆質問と、内定を勝ち取った逆質問を、面接官の反応まで含めてすべて公開します。
逆質問で落ちた2つの失敗体験
失敗1:「特にありません」で即不合格
1社目の面接(IT企業・エンジニア職)
面接は順調に進み、技術的な質問にもしっかり答えられました。最後に面接官が「何か質問はありますか?」と聞いてきました。
私は、**「面接中に色々質問できたので、特にありません」**と答えました。
面接官の反応:
- 一瞬、驚いたような表情
- 「…そうですか。では、結果をお待ちください」と淡々と締めくくられる
- 握手もなく、事務的に終了
結果: 翌日、不合格通知
なぜダメだったのか:
後で転職エージェントに聞いたところ、「特にありません」は「この会社に興味がない」と受け取られるとのことでした。
「面接で色々聞けた」と言っても、それは相手が説明してくれただけ。自分から積極的に知りたいことがない = 志望度が低いと判断されたのです。
失敗2:待遇面ばかり質問して不合格
2社目の面接(Web制作会社・フロントエンドエンジニア)
1社目の反省を活かし、今度は質問を用意しました。ただし、用意した質問は以下の通り。
- 「残業は月にどのくらいありますか?」
- 「リモートワークは可能ですか?」
- 「副業は認められていますか?」
- 「有給休暇の取得率はどのくらいですか?」
面接官の反応:
- 1つ目の質問あたりから、表情が固くなる
- 「…条件面を重視されているんですね」とやや冷たい口調
- 「他にも気になることがあれば」と言われたが、雰囲気が悪くなっていた
結果: 1週間後、不合格通知
なぜダメだったのか:
転職エージェントから厳しく指摘されました。
「待遇面ばかり聞くと、『条件が良ければどこでもいい人』と思われます。仕事内容や会社のビジョンに興味がないように見えるんです」
確かに、私は「働きやすさ」ばかり気にして、「何をしたいか」「どう貢献できるか」を全く考えていませんでした。
3社目で内定を勝ち取った逆質問
2回の失敗を経て、転職エージェントと一緒に逆質問を徹底的に練り直しました。
3社目の面接(SaaS企業・バックエンドエンジニア)
面接の最後、「何か質問はありますか?」と聞かれたとき、私は以下の質問をしました。
質問1:企業研究の深さを示す質問
私の質問:
「御社が先月発表された○○機能のリリースについて、Twitterで大きな反響があったのを見ました。今後この機能をどのように発展させていく予定ですか?」
面接官の反応:
- 目を輝かせる
- 「よく見てくれていますね!実はこの機能には…」と熱心に説明してくれる
- 会話が15分以上続く
この質問の効果:
プレスリリースやSNSをチェックしていることが伝わり、**「この人は本気でうちに入りたいんだな」**と思ってもらえました。
質問2:入社後の活躍をイメージした質問
私の質問:
「私はこれまでRuby on Railsでの開発経験が3年ありますが、御社ではGoを使われていると伺いました。入社までにGoの基礎を学習しておこうと思うのですが、他に準備しておくべき技術やツールはありますか?」
面接官の反応:
- 「準備する気持ちがあるのは素晴らしいですね」と笑顔
- 「Goに加えて、○○も触れておくといいかもしれません」と具体的なアドバイスをくれる
- 「入社後、一緒に働くのが楽しみです」とポジティブな言葉
この質問の効果:
すでに入社を前提に準備を始めている姿勢が伝わり、「この人は本気だ」と思ってもらえました。
質問3:会社のビジョンに関する質問
私の質問:
「御社は中期経営計画で『エンタープライズ市場への進出』を掲げられていますが、エンジニアとしてこの目標にどう貢献できると思いますか?」
面接官の反応:
- 「IR資料まで読んでくれたんですね」と驚きの表情
- 「エンジニアの視点でも、○○のような改善が必要だと考えています」と踏み込んだ話をしてくれる
- 面接が予定時間を30分オーバー
この質問の効果:
IR情報まで読み込んでいることが伝わり、本気度が最高レベルに伝わりました。
結果: 1週間後、内定通知!
転職エージェントからも「逆質問が決め手でしたね」と言われました。
私が失敗から学んだ「絶対NGな逆質問」5選
NG1:「特にありません」
これは最悪です。
どんなに面接が上手くいっても、この一言で台無しになります。
改善方法:
最低でも3〜5個は質問を用意しておく。面接中に疑問が解消されても、別の角度から質問できるようにしておく。
NG2:調べればすぐ分かる質問
NG例:
- 「御社の主な事業内容は何ですか?」
- 「社員数は何人ですか?」
- 「本社の場所はどこですか?」
これは「何も準備してきませんでした」と言っているのと同じです。
改善方法:
企業サイトの「会社概要」「事業内容」は最低限チェックしておく。
NG3:待遇面ばかりの質問
NG例:
- 「残業代は全額支給されますか?」
- 「年間休日は何日ですか?」
- 「副業は可能ですか?」
待遇面を確認すること自体は悪くありません。しかし、**それだけを聞くと「条件が良ければどこでもいい人」**と思われます。
改善方法:
待遇面の質問は1つまで。他の質問(仕事内容、成長環境など)と組み合わせる。
NG4:Yes/Noで答えられる質問
NG例:
- 「残業はありますか?」(Yes/Noで終わる)
- 「リモートワークは可能ですか?」(Yes/Noで終わる)
クローズドな質問は、会話が広がりません。
改善方法:
オープンな質問にする。
- 「残業はどのくらいありますか?」
- 「リモートワークはどのような基準で判断されていますか?」
NG5:面接中に説明された内容を再度質問
NG例:
(面接中に「弊社はフレックス制度を導入しています」と説明された後)
「フレックス制度はありますか?」
これは「話を聞いていなかった」と思われます。
改善方法:
面接中はメモを取る。説明された内容は質問リストから削除する。
内定を勝ち取るための「評価が上がる逆質問」7選
私が実際に内定を勝ち取った質問と、転職エージェントから教わった高評価質問を紹介します。
質問1:企業研究の深さを示す質問
例:
「御社が先月発表された○○サービスについて、今後どのように展開していく予定ですか?」
ポイント:
プレスリリースや最新ニュースをチェックしている証拠。企業への関心の高さが伝わります。
質問2:競合との差別化について
例:
「御社の○○サービスは、競合と比べて△△という強みがあると感じました。今後さらに差別化を図るために、どのような戦略を考えていますか?」
ポイント:
業界全体を俯瞰している。戦略的思考ができる人材として評価されます。
質問3:入社後のキャッチアップについて
例:
「入社が決まった場合、事前に学んでおくべき技術やツールはありますか?」
ポイント:
入社前から準備を始める姿勢。成長意欲の高さが伝わります。
質問4:スキルの活かし方
例:
「私はこれまで○○の経験がありますが、御社でこのスキルを最も活かせるのはどのようなプロジェクトでしょうか?」
ポイント:
自分の強みと企業のニーズをマッチングさせようとしている。即戦力として期待できます。
質問5:チームの価値観
例:
「現在のチームで最も大切にしている価値観は何ですか?」
ポイント:
カルチャーフィットを重視している。長期的に活躍できる人材として期待できます。
質問6:成果の定義
例:
「このポジションで成果を上げるとは、具体的にどのような状態を指しますか?」
ポイント:
結果を出すことにコミットしている。目標志向の高い人材として評価されます。
質問7:退職理由の確認(自分の不安を解消する質問)
例:
「前職では裁量権が限られていたのですが、御社では現場の社員にどの程度の裁量権がありますか?」
ポイント:
同じ理由で辞めないか確認している。企業側も安心材料になります。
逆質問で差をつける3つのテクニック
私が実践して効果があったテクニックを紹介します。
テクニック1:質問を3段階で深掘りする
1つの質問で終わらせず、会話を広げていく。
例:
- 「御社の開発チームは、どのような開発手法を採用していますか?」
- 「私は前職でスクラム開発を経験してきたのですが、御社でもスクラムマスターのような役割はありますか?」
- 「もし私が入社した場合、どのような形でチームに貢献できると思いますか?」
効果:
単なる質問ではなく、対話になっている。コミュニケーション能力の高さが伝わります。
テクニック2:面接フェーズに応じて質問を変える
一次面接(人事・採用担当):
- 企業文化・価値観
- 研修制度・キャリアパス
二次面接(現場責任者):
- 具体的な業務内容
- チーム構成・開発体制
最終面接(役員・経営陣):
- 事業戦略・ビジョン
- 今後の展望
効果:
面接官の立場に応じた質問ができると、「この人は場をわきまえている」と評価されます。
テクニック3:「質問」ではなく「相談」する
質問を「相談」の形に変えると、距離が一気に縮まります。
Before(質問形式):
「御社のエンジニアに求められるスキルは何ですか?」
After(相談形式):
「私はバックエンド開発を中心にやってきたのですが、御社ではフロントエンドのスキルも必要になりそうですね。入社までにReactを学習しようと思うのですが、他に学んでおくべき技術はありますか?」
効果:
相談形式にすることで、面接官も「この人を迎え入れたい」と思うようになります。
逆質問の準備は「面接の9割」
私が2回失敗して学んだのは、逆質問は準備が9割だということです。
私が実践した準備方法
1. 企業研究を徹底する
- 企業サイトの全ページを読む
- プレスリリースを過去1年分チェック
- IR情報(上場企業の場合)を確認
- SNS(Twitter、Wantedly等)で企業文化を調査
2. 質問リストを作る
- 最低でも10個の質問を用意
- フェーズ別に質問を分類(一次、二次、最終)
- 優先順位をつける(聞きたい順)
3. 面接中にメモを取る
- 説明された内容は質問リストから削除
- 新たに気になった点を追加
- 最後の逆質問タイムで3〜5個質問
転職エージェントに逆質問を添削してもらった
私が内定を勝ち取れたのは、転職エージェントに逆質問を徹底的に添削してもらったからです。
エージェントがやってくれたこと
- 私が用意した質問を1つずつチェック
- 「この質問は印象が悪い」とNG出し
- 企業の内部情報を元に、「この企業ではこんな質問が評価される」とアドバイス
- 模擬面接で実際に練習
自分では「これで大丈夫」と思っても、プロの目線では「これはNG」ということが何度もありました。
まとめ:逆質問は「最後のアピールチャンス」
逆質問で2回連続で落ちた私が学んだことは、たった1つ。
逆質問は、あなたの本気度を伝える最後のチャンス。
- 「特にありません」は絶対NG
- 待遇面ばかりの質問もNG
- 企業研究の深さを示す質問が高評価
- 入社後をイメージした質問が高評価
- 質問は10個以上準備しておく
逆質問を変えただけで、私は内定を勝ち取れました。
あなたも、逆質問を見直すだけで、内定率が劇的に上がるはずです。
一人で悩まず、転職エージェントに相談して、一緒に最適な逆質問を見つけてください。

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