「また書類で落ちた…何がダメなんだろう」
転職活動を始めて3ヶ月。応募した企業15社、すべて書類選考で不合格。
もしかして、あなたもこんな状況に陥っていませんか?
私は採用担当として、これまで100人以上を書類選考で不合格にしてきました。その経験から断言できます。書類選考で落ちる人は、決まったパターンで同じミスを繰り返しています。
この記事では、不合格になった応募書類の実例を交えながら、9割の人が犯している致命的なミスをすべて公開します。
なぜ9割の書類は5秒で却下されるのか
採用担当は1枚30秒しか見ていない
厳しい現実をお伝えします。
採用担当が1枚の職務経歴書を見る時間は、平均30秒です。
- 最初の5秒: タイトルと冒頭をチェック
- 次の10秒: 職歴と実績を流し読み
- 最後の15秒: 志望動機を確認
30秒で「会いたい」と思えなければ、その時点で不合格です。
書類選考の現実的な通過率
転職サイトが公表している「通過率30〜40%」は、実は盛られた数字です。
リアルな通過率:
- 大手企業: 10〜20%
- 人気スタートアップ: 5〜15%
- 中小企業: 20〜30%
つまり、10社応募して1〜2社通過すれば上出来なのです。
不合格の9割は「読まれていない」
もっと衝撃的な事実があります。
不合格になった応募書類の9割は、最後まで読まれていません。
なぜか?
冒頭で「この人は違う」と判断されるからです。
致命的なミス①:コピペ感満載の志望動機
実際の不合格事例
【不合格になった志望動機】
貴社の企業理念に深く共感し、応募いたしました。
貴社で自分の能力を最大限に発揮し、成長したいと考えております。
チームワークを大切にし、貴社の発展に貢献したいと思います。
採用担当の本音:
「これ、どこかのテンプレートそのまま使ってるな。うちの会社のこと、1ミリも調べてないでしょ」
なぜバレるのか
採用担当は、毎日50枚以上の応募書類を見ています。
定型文を見分けるポイント:
- 「企業理念に共感」だけで具体性ゼロ
- 「成長したい」だけで、何を成長させるのか不明
- 「貢献したい」だけで、どう貢献するのか書いてない
この手の志望動機は、開始5秒で却下されます。
修正例: 合格した志望動機
【合格した志望動機】
貴社が掲げる「テクノロジーで地方の課題を解決する」というミッションに強く共感しました。
私自身、地方出身で、高齢化や人口減少を目の当たりにしてきました。
特に、貴社の「○○プロジェクト」で実現された△△のシステムは、
私の地元でも導入されており、実際に住民の生活が改善されている様子を見て感動しました。
エンジニアとして、地方の課題解決に直接貢献できる貴社で働きたいと強く思い、応募しました。
何が違うのか:
- 企業の具体的なプロジェクト名を挙げている
- 自分の経験と紐づけている
- 「なぜこの会社でないとダメなのか」が明確
致命的なミス②:実績が全く書かれていない
実際の不合格事例
【不合格になった職歴】
2020年4月〜2024年3月 株式会社○○
営業部 営業担当
・新規顧客の開拓
・既存顧客のフォロー
・提案資料の作成
採用担当の本音:
「で、何を達成したの?成果は?数字は?何も伝わってこない」
「やったこと」と「達成したこと」は違う
多くの人が勘違いしていますが、採用担当が知りたいのは**「何をやったか」ではなく「何を達成したか」**です。
NG例(やったこと):
- 新規顧客の開拓
- 既存顧客のフォロー
- 提案資料の作成
OK例(達成したこと):
- 新規顧客50社を開拓し、売上3000万円を達成
- 既存顧客の継続率を85%→92%に改善
- 提案資料のテンプレート化により、作成時間を50%削減
修正例: 合格した職歴
【合格した職歴】
2020年4月〜2024年3月 株式会社○○
営業部 営業担当
【主な実績】
・新規顧客開拓: 年間50社を開拓し、売上3000万円を達成(目標比120%)
・既存顧客継続率向上: 丁寧なフォローにより、継続率を85%→92%に改善
・業務効率化: 提案資料のテンプレート化を主導し、作成時間を50%削減
【受賞歴】
・2022年度 新人賞受賞
・2023年度 MVP受賞(営業部門)
何が違うのか:
- 数字で成果を示している
- 「どうやって達成したか」が書かれている
- 受賞歴で客観的な評価を示している
致命的なミス③:誤字脱字だらけ
実際の不合格事例
【不合格になった応募書類の誤字】
・「株式会社リクート」(正: リクルート)
・「御社の発展」(書類では「貴社」が正しい)
・「2024年13月入社希望」(13月は存在しない)
・「真面目に働かせて頂きます」(「いただきます」が正しい)
採用担当の本音:
「社名間違えるって、本気で応募してる?見直しもしてないの?こんな人、仕事でもミス連発するでしょ」
誤字脱字が致命的な理由
「誤字脱字くらい…」と思うかもしれませんが、採用担当の目線は違います。
誤字脱字から読み取られること:
- 見直しをしていない = 仕事も雑
- 社名を間違える = 本気で応募していない
- 基本的な日本語が間違っている = ビジネス文書が書けない
誤字脱字がある時点で、その人の「仕事の質」が疑われます。
致命的なミス④:熱意がゼロ
実際の不合格事例
【不合格になった自己PR】
私は真面目で、コツコツ努力できる性格です。
チームワークを大切にし、周囲と協力して仕事を進めることができます。
御社で働く機会をいただければ、全力で頑張ります。
採用担当の本音:
「『真面目』『頑張ります』って、誰でも言えるよね。この人、本当にうちの会社に入りたいの?」
「頑張ります」では何も伝わらない
多くの人が犯す最大のミスは、抽象的な言葉で熱意を語ろうとすることです。
NG: 抽象的な熱意
- 「頑張ります」
- 「全力で取り組みます」
- 「貢献したいです」
OK: 具体的な熱意
- 入社後3ヶ月でやりたいことを明確に書く
- その会社でしか実現できないことを語る
- すでに準備していることを示す
修正例: 合格した自己PR
【合格した自己PR】
貴社のプロダクト「○○」のヘビーユーザーです。
実は、先月リリースされた新機能について、改善提案をnoteにまとめました(URL: ○○)。
この提案が実現すれば、ユーザー体験が大幅に向上すると確信しています。
入社後は、まず3ヶ月でプロダクトの全機能を理解し、
ユーザーフィードバックを分析して、次の改善提案を3件以上出すことを目標にしています。
すでに、Reactの学習を進めており、貴社の技術スタックに対応できるよう準備しています。
何が違うのか:
- すでに行動している(noteで提案を公開)
- 入社後の具体的な行動計画がある
- 技術的な準備も進めている
致命的なミス⑤:応募先企業と方向性が違う
実際の不合格事例
応募書類に書かれていたこと:
- 「リモートワークで柔軟に働きたい」
- 「ワークライフバランスを重視したい」
- 「安定した環境で長く働きたい」
応募していた企業:
- 創業1年のスタートアップ
- フルタイム出社必須
- 土日も働くことが多いハードワーク環境
採用担当の本音:
「うち、完全にミスマッチじゃん。なんでうちに応募したの?」
応募企業のリサーチ不足
この手のミスマッチは、応募企業を全く調べていない証拠です。
最低限調べるべきこと:
- 企業の文化(ベンチャー?大企業?)
- 働き方(リモート可?出社必須?)
- 求めている人物像
- 最近のニュース
致命的なミス⑥:使い回しがバレバレ
なぜ使い回しがバレるのか
採用担当は、「この人、複数社に同じ書類を送ってるな」と一瞬で見抜きます。
使い回しを見抜くポイント:
- 志望動機が抽象的すぎる
- 企業名を変えただけの文章
- 応募職種と経験がズレている
使い回しの応募書類は、100%落とされます。
致命的なミス⑦:フォーマットが読みにくい
実際の不合格事例
- 余白がなく、文字がぎっしり詰まっている
- フォントサイズがバラバラ
- 見出しがなく、どこに何が書いてあるか分からない
- A4で5枚以上ある(長すぎる)
採用担当の本音:
「読みづらい。読む気が失せる。次!」
読みやすさは「仕事の質」を示す
職務経歴書のフォーマットから、その人の仕事の質が透けて見えます。
読みやすい職務経歴書を書ける人 = 仕事も丁寧
読みにくい職務経歴書を書く人 = 仕事も雑
不合格から脱出するための3ステップ
ステップ1: 第三者に見てもらう
自分で書いた文章は、客観的に見られません。
誰に見てもらうか:
- 転職エージェント(プロの添削が受けられる)
- 転職経験がある友人
- キャリアカウンセラー
転職エージェントなら、書類添削を無料でやってくれます。
ステップ2: 応募企業ごとに完全カスタマイズ
絶対にやってはいけないこと:
使い回し
必ずやるべきこと:
- 企業の公式サイトを隅々まで読む
- 最新ニュースをチェック
- その企業でしか実現できないことを書く
ステップ3: 応募前に3回見直す
チェックリスト:
- 誤字脱字はないか
- 社名・日付は正しいか
- 具体的な数字で成果を示しているか
- 志望動機に企業名・プロジェクト名が入っているか
- フォーマットは読みやすいか
- A4で2〜3枚に収まっているか
まとめ:書類選考は「減点方式」
書類選考は、加点方式ではなく減点方式です。
つまり:
- 良いことを書いても、あまりプラスにならない
- 悪いことが1つあると、一発で落とされる
致命的な7つのミスを避けるだけで、通過率は劇的に上がります。
あなたの応募書類に、この7つのミスが潜んでいないか、今すぐチェックしてください。

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